初心者こそ大切にしたい 演奏技術より重要な3つの伝える力とは?

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テクニックよりも世界観を伝えることが重要

表現したい気持ちは初心者でも持てる

多くの記事が理論や技術の話

これまで
このブログでは音楽を表現するテクニックについて主に記事にしていますし、他の音楽系のブログも楽器演奏や音楽理論、ボイストレーニングのHow toについて書いたものがほとんどです

このブログ記事のあらゆる内容を読んで
テクニックや理論についての内容を実践していただければ

人前でヒット曲を弾き語りしたり

カラオケで自信を持って歌うことが出来たり

自分のオリジナル曲を披露したりすることが出来るでしょう。

またあなたが既に音楽活動をしているという場合
より、技術と理論の習熟度が上がり音楽の楽しさの幅が広がるでしょう

あわせて、これから解説するマインドを意識することにより音楽の表現がさらに豊かになり

ただ、音楽を奏でるだけではなく
本当に伝えたいことが相手の心に伝わる

聞く人に感動を与える音楽家になれることでしょう

道具を使う人の心が大事

音楽で自己表現をする。そのためには

技術、テクニック、How toを磨くことが
道具として大切です

そして同じくらいに道具のオーナーとして
場面に応じてそれを使う

司令塔としての

マインド、感情、情熱、信念
まとめて言うなら芸術家としてのハートを持つ事

これが最も大切だという事を忘れてはいけません

伝える意識で演奏しよう

初心者の内はどうしてもテクニックの習得に時間を使いがちです

それは、芸術を表現するためにある程度必要不可欠です

でも、初級、中級、上級どのフェーズ、次元でも
芸術家、音楽家としての相手に「伝える」気持ちを忘れてはいけません

自分が今何を表現しようとしているのか

悲しい情景なのか

楽しい情景なのか

その楽章、楽章で
その小節、小節で
そのフレーズ、フレーズで

悲しいのか、うれしいのか

温かな愛しさなのか、湧き上がる憎しみなのか

心が練習を超えて技術を高める

愛を表現する

歌にして伝えたいメッセージ。それらの感情、情熱、思いをまとめて簡単にいうと
「心」あるいは「愛」となります

そのパフォーマンスに愛があるのかどうか

芸能を超えた芸術としての感動を生むかどうかは
そこに掛かっています

心を、愛を

「伝える」つもりで
”技術”を使うのです。

技術の為の技術には決してなってはいけません

与えられた演奏曲の世界観を

情熱を伝えるための技術です

大切な事なので繰り返します。

技術と同じくらいハートが大事です

心に体がついてくる

心を込めて聞き手への大きな愛を伝えるように演奏をします

すると、不思議なことに

ハートが楽器を演奏する手に乗り移って
或いは喉の声帯に乗り移って

練習では出来なかった神がかり的な技術が表現されたりします

まさにゾーンに入る訳です

私は様々なライブの場面でこの状態を経験しました。

つまり、技術だけを練習するより
本番での心を乗せた演奏が
更にテクニックを向上させ
それまでより一段上の次元へあなたを上昇させるのです


実は気持ちでプレイするというのはそれ程効率が良い上に

しかも特殊な練習とかも要らないので
常に心掛けるようにするといいですね。

気持ちを楽器演奏に反映するために具体的にどうするか

気を付けたい演奏時3つの心構え

その1 音に重さを乗せる

ギターやピアノなどの楽器を演奏する場合は

初めの内は一つひとつの音に気持ちと魂の重さを乗せるつもりで演奏します

もちろんイメージの世界ですし実際に目に見えないものですが

魂、思いをギターのピックやピアノの鍵盤、ドラムスティックに乗せるのと乗せないのとでは音が違います

本当に音に重みが加わって技術以上の音圧、気迫を感じるのです

コツは、本当に重さを感じて弾くこと

軽い場面では軽いタッチで、悲しい場面では悲しそうに、主張するときは腕に重さを乗せて

実際に音を鳴らした後のフォロースルーにも気を配ります

鍵盤を強くたたいた後も体重を乗せ続けたり、ギターでストロークしたあと腕を伸ばし続けたり

当然フォロースルーが音に影響を与えることはありませんが、フォロースルーを行おうとする意識が音の打音に影響を与えるのです

ゴルフや野球のスイングを思い浮かべると分かりやすいと思います

その2 グルーブ=フレーズのまとまりを意識する

ただ、丁寧に一音一音気持ちを込めて演奏するのも精神的に疲労が進むので、慣れてきたら1フレーズずつ気持ちを込めるようにします

フレーズの持つ自分なりのイメージを体全体から指先を通して楽器に伝えるようにするのです

このフレーズごとに一塊で演奏することが非常に大切で、そこには呼吸や話し方に似た一人ひとりの個性が現れます

実際に楽器のフレーズを弾くときに自然と息を吐き、休符でブレスするなど呼吸を合わせるプレイヤーは多いのです

人間が1フレーズごとにまとまった呼吸で演奏するとしっかり譜面通り弾いても、個々人で微妙な違いが出てそれがいわゆるグルーブやノリと呼ばれる個性となって聴衆の心と体を動かします

このグルーブはソフトによる打ち込み演奏では出ない生演奏ならではの現象で、聞いていると自然と体が動き出すような躍動感を感じることが出来ます

グルーブというと主にロックやR&B、ラテンといった軽音楽のノリを想像しがちですが、クラシック音楽でも同じです

演奏者のノリで比較するとクラシック奏者の方が体を大きく使ってフレーズに命を吹き込む演奏を体現しています

楽器演奏がただ正確に指先を動かすことではないという事の表れです

作曲者、演奏者の世界観を表現するために体を大きく使い、音に魂を込める意識を持たなければ、聞く者の心に届く演奏は出来ないことの証だと言えます

演奏者が体を使ってグルーブを表現し、聞く者もその生きた音に感情を動かされ、体が自然と動き出す

これが本物の音楽なのです

多少のミスタッチや誇張など問題にならず、むしろ更にエネルギー高まりを感じさせるエッセンスとなるのです

演奏者はただ正確なテクニックで一糸乱れぬプレイをするのではなく、このグルーブ感に溢れたその場で一度しか再現できない時間と空間の芸術を目指すべきなのです。

その3 映像をアウトプットする

3つめは具体的な曲のイメージを聞いている人にテレパシーで飛ばす事です

オカルトでも超能力の話でもありません

曲のイメージを自分の頭の中で映像に出来なければ、特に歌詞付きの歌の場合は説得力が足りません

あなたはそれだけなら、やっているというかもしれません

大事なのはここからです

そのイメージした映像を聞いている人にもアウトプットして見せるつもりで演奏するのです

そのために、聞いている人にテレパシーで念を送るのです

あくまでイメージです。念を送ってあなたの頭の中の映像を見てもらいたいという意識が、目に見えない力となって演奏に反映され、相手の心を打ちます

冗談ではありませんよ

別れの瞬間を描いた歌詞を歌うならその歌詞の通りの映像をイメージして歌わなければ、そしてそれを伝えようとしなければ伝わらないのです

そして、伝えようとする意識が言葉に、声の、楽器のニュアンスに表れて感動させるのです

繰り返しますが、イメージするだけではだめです。聞き手の脳にもインストールするのです

注意しなければならないのは、感情を伝えようとして必要以上に入り込んではいけないという事です

感情移入してねちっこく、時には涙を浮かべながら歌い、演奏してはToo muchやりすぎです。見ている方は興ざめです。引いてしまいます。

感動に溺れるのはあなたではなく聴衆でなければなりません

プレイヤーは伝える側、語り部なのです

以上3つの演奏マインドを持って感動を与える気持ちでプレイしましょう

技術練習も忘れずに

技術とマインドのバランスが全て

もちろん技術的に優れているに越したことはありません

スーパープレイヤーというのは熟練の技術や技巧的に優れていて、なおかつ感性に富んだグルーブを持ち合わせて、聴衆を熱狂させます

しかし、誰でも技術の上達段階に応じてどのフェーズでも常にフレーズのまとまりに思いを込めるグルーブを意識することで、聴衆を感動させることは出来るのです

それが、音楽の魅力なのです

マインドと同時に楽器練習とボイトレも忘れずに

軽音楽の歌物の場合、まずはある程度楽器でコードが弾けるようになったら

どの歌でも歌える様になりたいものです

ビブラートやハイトーンのシャウトなど、感情表現の助けになるテクニックは

それが無いよりあった方が、そこに感情を乗せることによって楽曲の幅、表現の幅が更に広がります

そのために魔法の声ミックスボイスを習得することは

歌えない歌がほぼ無くなるほど声域が広がるのですべてのボーカリストにおすすめです。

ミックスボイスの習得はきっかけがつかめれば

練習の方向性が分かるわけですから

後はトレーニングを続けるだけです

この下のリンクで紹介しているミックスボイスの習得メソッドは
私が30年以上に渡って培ってきた
ボイストレーニング理論のうち

中でもミックスボイスのきっかけ作りに特化した
誰もが一番知りたい秘密を何種類も詰め込んだものです。

どのタイプの人でも
ミックスボイス習得の入り口に立てると確信しています

あとは、毎日の筋トレの様に
既存の様々な情報を参考にしながら
トレーニングを続けていくだけでいいように
作られています。

音域を広げたいときは
案内だけでも見てみることをお勧めします

ミックスボイスの習得法9つのアプローチ方法を紹介

それでは今日はこの辺で。

あなたの音楽ライフが日々レベルアップしていく事を
願っています。

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