ギターコードFの壁で挫折しない コードを素早く押さえられる3つの方法とは?

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その1.Fの壁を簡単に乗り越える方法

誰もが最初にぶつかるFの壁

このページではFのコードいわゆる「バレーコード」を習得するコツと
更にコードチェンジを素早く出来るようになる近道をお伝えします。


既にそこは突破しているという場合は、
友達に教える時の為に聞いてくださいね。

ギターをやっている人には当然わかることですが

ギター初心者がギターをあきらめてしまう理由のトップに挙げられるのは
バレーコードが押さえられないいわゆる「Fの壁」と言われるものです

これにはだれも反対しないと思いますし、あなたがもし
過去にギターをかじったことがあって現在止めているのなら
それが原因ではありませんでしたか?

教え方に原因があった

それではFコードの壁を簡単に超えるコツについて解説します

一般的な本やネットのコード譜で教わるFコードは

人差し指を6弦から1弦まで寝かせたまま1フレット目をしっかり押さえる
バレーコードと呼ばれる押さえ方

その寝かせた人差し指でまるでフレットを挟み込み、6弦全てを押さえつけるのが大変で

弾いてみるとしっかりと抑えきれずにミュートされてしまい、ピキピキッと情けない音が出てしまいます


そして何度もトライしているうちに
「自分には無理だ」とさじを投げる


あるいはその内出来るようになるだろうと

頑張って曲の練習をしていても

Fが登場するたびに上手く鳴らなくて
面白くない、練習が面倒くさいとなって
挫折してしまうのです。

面白くなければ続きませんよね。

そこでFの壁を突破するとっておきの方法です。


まず人差し指で1フレットのすべての弦を押さえることに無理があります

慣れるまで相当な時間がかかりますし

1フレットは他のフレットと違ってヘッド側のブリッジが高く

それだけで、しっかりと弦を押し付けるためには余計に力が必要な場所なのです

それだけに、余計なところに指の力を入れないことが重要です

力を入れるところは限られている


3,4,5弦はそれぞれ中指、小指、薬指で抑えるので人差し指を寝かせて押さえる必要はありません

そこの力を抜くことで必要な1,2、6弦を抑える力を強化することが出来るのです

意外と見落としがちな親指の役割

コツとしてはまず親指でしっかりネックの後ろから押さえる事

そしてまず人差し指の先で6弦1フレットを押さえる時に親指と人差し指で挟み込むように意識します。

6弦側はこれで完璧です

人差し指の付け根を意識する


次に1弦側です

人差し指の付け根付近の柔らかい部分でしっかりと押さえつけますが
更に肘を引くことで腕全体で1弦側を押さえるようにします。

これで同時に2弦も楽に押さえられます。

人差し指を伸ばすと指先が浮いてしまう

人差し指はまっすぐ伸ばす必要はなく
中間の弦は他の指に任せて無視するのです。

人差し指の先端と付け根の2点に力を集中させ、指板を挟み込むようにします。
 
繰り返しますが人差し指をしっかり伸ばして指板に横たわらせる必要は無いのです。

どちらかというと1,2弦の方に意識を集中させて
しっかりフレットに弦を押さえつけて高い音を鳴らすようにします。

慣れてくるとFmの様な3弦までや、Fm7といった4弦までも
必要な時だけ押さえきる事が出来るようになります。

手首のひねりでサポート

どうしても力が入りづらいときは少し手首をネック側(ボディと反対側)にひねるようして

人差し指の親指側のサイドで抑えるようにすると
手首全体の力も使えて押さえやすくなります。

どのコードにも使える有益なフォーム

この、指を自分側から見て指板に対して直角ではなく斜めに押さえるフォームは
人差し指を伸ばして押さえるバレーコードだけでなく

すべてのコードに通用する省エネの押さえ方です。

 

指  ||||
指板 ―――― こうじゃなくて
親指  ゜

指  \\\\
指板 ―――― こう
親指  ゜

親指の握りが安定した音を生む

初心者の内はフィンガーポジションに気を取られて
親指の押さえを忘れがち

親指で握りこむことで押弦の強さが増すのでしっかり音が出るようになります

楽器習得スピードアップの最も大切なコツ

その2.素早いコードチェンジのコツとは

さてもう一つ重要なのが
コードを素早く押さえられるようになる方法です。

これはギターも鍵盤も同様の方法です

指一本一本を確認しながらモタモタしていては演奏になりません

コードを素早く押さえられない事も挫折する理由の上位に入ります。

それではどうするか

指を待っていては進まない

スポーツの様に反復練習

コードフォームを指に覚えこませる必要があります。
即座に押さえられるように体で覚えていくのです。

それが出来ないんだよ、という声が聞こえてきそうですが


それは自分の指のスピードに合わせているからです


他の作業ならゆっくり正確に手を動かして少しずつスピードを上げていくでしょう
何事も間違えたら困る作業の方が多いわけですから

しかし、意外なようですが、

コードフォームに限って言えば指が自由に動いてくれるのを待っていては駄目です
その前に挫折してしまいます。

あるいはつまずきながら弾くことになるのでリズム感がおかしくなってきます。

右手を止めるな

実際の音楽は待ってくれない

コードを効率よく身に付けて行き、
短期間で演奏できるようになるコツはズバリ

右手を止めないことです
注.ギターの場合です。

ピアノならリズム担当の左手となります

ここではギターの話として進めます


コードを押さえる左手の事など構わずに演奏を続けるのです。

イヤイヤ、左手の練習だよ?
まずはしっかり押さえられるようにならなきゃ。

と思われそうですが、

これが一番効くのです。

計画は粛々と進んで行く

右手のリズム。ストロークを決めたら
左指がモタつこうが何しようがリズムを刻み、演奏を続けることです

一弦一弦、指一本一本正確に押さえてから弾こうとするから

コードチェンジの度にリズムが止まり
指板を覗き込みながら必死に指をフレットに運び、
演奏どころではなくなってしまうのです。

リズムのストロークが上級者へ導くのだ

重要なので繰り返します

コードチェンジで指を待っているから
演奏どころではなくなってしまうのです。

そのうち自分にはギターは無理だとあきらめてしまい

コードをマスターしたその先にある音楽の素晴らしい世界の広がりを知ることなく

多くの人がギターを手放し、

これまで通り音楽を聴くだけの人になってしまうのです。

なんと勿体ないことでしょう

 

覚えておいてください

 

今まで動かしてこなかったのろまな左指に
ゆっくり付き合っている時間はありません

とにかくリズムキープ

ゆっくりでも止まらない事

ギターを一から始めて、
いくつかのコードのポジションに何とか指を運ぶことが出来るようになったら

弾きたい曲の半分のリズムで良いので、
右手のリズムはキープして演奏しましょう。

コードチェンジの時に当然慣れない左指は
指板をさまよい不協和音が出ますが、

小節の1拍目から完璧にコードを鳴らす必要はありません

一本いっぽんの指はポジションを探しながら曲は止まらずに進んで行く

2拍位をコードチェンジに費やしてしまっても最後はしっかりコードを押さえるようにします。

止まらなければ違和感なし

ボーカルが入っていれば聴いていてほとんど違和感ありませんし、

小節ごとに曲が止まるより100倍マシですよね。

繰り返します
ボーカルが入っていれば多少コードを間違えても
聴いていてほとんど違和感ありません!

気にするなってことです(笑)

それよりもリズムが止まることが問題です

カメラを止めるな!とある映画監督が言いましたが

リズムを止めるな!です

すると、左指の動きだけに頼っていた時よりも
右手のリズムに左指が自動的に追いつこうとして体が反応するため
遥かに速いスピードでコードチェンジが上達していきます。

正確にコードを押さえてから弾こうとする練習に比べ

上達速度が格段に違います。

そのうち2拍目から正確に押さえられるようになり、
いずれ小節の頭からしっかりコードチェンジ出来るようになるでしょう

 

その3.まだあるコードチェンジのコツ

開放弦を入れて違和感なくつなぐ

更に、
コードチェンジ前に一瞬すべてのフィンガーを放し、
握りなおす動きを入れる事で
素早く押さえることが出来ることも重要なコツなので付け加えておきます

コードチェンジの前にじゃんけんのパーを入れるイメージです。

コードチェンジが連続するとグー・パー・グー・パーを繰り返す感じになります

その時当然右手は止まっていないので開放弦を鳴らすことになるのですが、

開放弦の並び上、経過音となり違和感なく聴けるようになっています。
(♯や♭が多い曲はカポタスト使用が条件です)

 

まとめ


いかがでしたか?
今日はコードフォームをマスターするコツを3つお伝えしました。

簡単にまとめると

Fコードは人差し指全体でなく指の付け根と指先を上手く使う
右手を止めると上達も止まる
開放弦を使った握り直しを入れるとスムーズ

と言ったところでしょうか

あなたがコードチェンジにまだ慣れていないのなら是非参考にやってみてください。

お友達が困っていたら教えてあげてください。

そうやって一人でも多くの方に弾き語りの楽しさを知ってもらいたいものです。


それではまた。
あなたの音楽ライフが日々レベルアップして充実していく事を
心から願っています

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