絶大な効用を持つ音感の必要性とは?

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音楽の感動の正体を解き明かし、
音楽を楽しみながらパフォーマンスするための重要なスキルである音感について考察

音楽を自在に操る感覚を身に付けるには?

あなたは音楽家、ミュージシャンとして
一番重要なスキル、能力は何だと思いますか?

楽器演奏のスキルでしょうか?

もちろんそれは大事なスキルです

ある程度楽器が弾けるようになることは音楽家にとって
重要です。
たとえボーカリストであっても全く楽器が弾けない人はまれですし

簡単なコード弾き位は出来るようになるのは最低条件です

では次は何でしょう?

難しい理論でしょうか?
曲のレパートリーを増やすようにたくさんの曲を暗記することでしょうか?

楽器の腕を上げていく事でしょうか?

他のミュージシャンとコラボしたりオリジナル曲を作るために
理論を学ぶことでしょうか?

音楽は言葉。まずは聴き取ろう。

そのどれも大切なスキルですが
音楽が音を使って聞く者を感動させ、自分を表現するコミュニケーションである以上
言葉を習得することと同じと考えなければなりません

言葉(音楽)を覚える時、文字や文法(音符や音楽理論)からではなく、しゃべる事(演奏する事)
そして間違いなく耳で聞いて理解することから始めたはずである
すなわち音楽を自分の趣味と公言し、音楽家として振舞うためには
大前提にあるのが音の意味を知る力を身に付けておくべきであるという事です

大きな差を生む「音感」とは?

音の意味を知る事それを音感と呼びます

何よりまずは音感を身に付けよう


音感が無ければ
ミュージシャンと認められず
音楽を続けるには厳しい道のりが待っているからです。

反対に音感があれば、楽器が無くても曲の流れの内容が分かり
楽器があれば初めての曲でも何となく次に来る音が分かるようになり
数回聴いて覚えてしまった曲ならほぼ練習、楽譜無しで演奏できるようになります。

意外とそこを教える教材は少ないです

世の中のほとんどの音楽教材がコード理論と
楽器・ボーカル演奏技術ばかりです

そういう教材はそちらに任せて
私の講座ではもっと深く根っこの部分で音楽を理解する

まさに、音楽の感動の正体を追求するためのノウハウを話していきます
音楽で人を感動させる為には音感を深く知り、
体中が音楽で満ち溢れる事が有利となる訳ですが、

その最大の要素となる音感を持たないミュージシャンが意外と多いのです
そこを教える人がいないからです

音楽で会話ってどうやるの?

あなたが音楽を好きだと知って
知り合いになった他の音楽仲間と一緒に
いざセッションをしましょうとなった時

何となく聞いたことがある曲をやりましょう
となる事があったとします。

あるいは相手のバンドのオリジナル曲を聞きながら
それに合わせて楽器を弾く場合もあるでしょう。

その時にお互いに感じあうのは音楽のセンスですが
それは人それぞれなので、その違いを楽しむのがセッションです。

しかし、音感についてはそうはいきません。

もちろん音感の度合いも人によって違いますが

最低限の音感を持っていなければ
同じステージに立てないのです

「音感」についての誤解


音感とは良い音楽をたくさん聴いて
音楽の質の良し悪しが解る事と思っている人が意外と多いものです

しかし、ミュージシャンの音感とは意味が違います

音感の本当の意味は

今音楽的にどんな意味の音が鳴っているか分かる

つまり、音楽言語として何をしゃべっているのか分かり
音楽で会話が出来る能力のことです

そう、音感があることで曲の進行や音の位置が分かり
楽譜が無くてもお互いの音を聞きながら会話=セッションができるという事です

ただし、正確な音の高さが分かりラベリングが出来るいわゆる「絶対音感」とは全く別ものなので注意してください

ここで扱うのは音と音の音楽的な関係性が分かる相対音感の事です

絶対音感については残念ながら10代以降は「ほぼ」身につかないことが研究によって分かっています

このメール講座では訓練によって習得できる相対音感についてその習得法を公開します

できてますか?音楽で他者と共通理解


考えてみてください

楽譜を手に入れてそれを数時間から何日か掛けて練習し
自分の出来る事を確かめてからセッションに臨む。

これでミュージシャンと呼べるだろうか?


本当のミュージシャンとは

誰かの奏でる音をしばらく聞き
何をどのような流れで弾いているのかを理解し

それに合わせて自分の表現を加えていく

そしてお互いのセンスが融合し、新たな音楽が生まれてくる


そういうものだと思いませんか?

あなたにもできる。いきなりセッション

あなたもプロのステージなどで実際にこのような光景を見たことがあるはずです。


あれが出来るのは才能を持った一握りのプロだけで

そんなプロのような真似が出来るわけない
と思っていませんか?

それではなぜプロミュージシャンだけが
楽譜もなしにいきなりセッションをすることが出来るのでしょうか?

もちろんある程度経験を積んでいるからこそ出来る訳ですが

だからこそあなたにも出来るのです。


プロの中にももちろんコード進行表が頭に入っていなければ演奏出来ない人もいます

即興を必要としないポップス系のミュージシャンに多いようです

毎回、同じ音楽を奏で、繰り返し同じ感動を得たい観客に向けた音楽家たちです。

しかし、ブルースやジャズ系の即興で個性をぶつけ合うミュージシャンたちこそ毎回違った感動を与えてくれますし、
一度きりの生きた芸術を表現する真のアーティストかもしれません

また、即興演奏は行わないけれど、楽譜さえあればすぐに初めての曲でも正確に演奏できるクラシック系の音楽家もいますが
小さいころから音感教育を受けているので、聞いただけで再現できる人が多いです。

音楽を長く続けていけば身につくの?


では、幼少期から音感教育を受けていない私たちは
プロの様にこれから何年、何十年もプロの舞台に立たなければ音感を手に入れられないのでしょうか?

半分正解で、半分はそうではありません

繰り返しますが音感とは音楽を多く聴き、音楽の芸術性が分かることではありません
音感とは音の関係性を感じる能力です

音感はただ長く音楽をやっているだけでは全く身に付きません

ただ音楽経験が長いだけで、意識して訓練しなければ音感は身に付きません。
だから、プロのミュージシャンでも即興でセッションが出来ない人がいるのです

反対に音感を身に付けるつもりで意識的に音楽を聴くようにすると
数か月から数年で音感を身に付けることが出来るのです。

鳴っている音の全てを理解し、細かいコードネームまで分かる必要は全くありません
今なっている音がどの役割を持った和音なのか?程度で、
いざ演奏する時に大きく外れなければ良いし、音感があればそう大きく外れることはありません

すると、
演奏されている音楽の和音進行=コード進行が分かり頭に浮かぶ

次に来るコードの予測がつくようになり曲に合わせて即興演奏が出来るようになる

同じミュージシャン仲間から一緒にセッション出来る一人前の相手として認められる

何より自分自身が音楽家として自分を認めることが出来る

それは、音感を持たない一般の人には想像もつかない
可能性の広がる素晴らしい世界です。

自分のペースで身に付けて行こう

音感のレベルは人それぞれです

例えていうと英会話に似ています

幼いころから音楽に触れていて音感教育も受けていた人はまるでバイリンガルが英語ペラペラなようなものです

でも大人になってから英会話を始めても片言の英語で話が通じるのです

ただし、学校で習う英語だけではしゃべれるようにならないので英会話の練習が必要です

まさに音感とはそういうものです


逆を言うと音感が無ければ

音楽で会話が出来ない一般の人との違いが無く
ミュージシャンとして認めていいかどうか微妙と思われる

もし、技術が同じライバルがいた場合
一曲演奏するのに準備の時間が必要なため
オーディションなどでは圧倒的不利となりチャンスを逃す


やはり、コード進行表があって、それを記憶したり、見ながらでなければ演奏できないというのでは
レベルの高いバンドになればなるほどついていけません。

全員が音感持ちのメンバーからすると1人音感のないメンバーがいるだけでストレスになります

全員が英語で会話しているなら片言でもいいから英会話できなければ足を引っ張る

音楽で会話をするとはそういう事なのです。

あなたが、今一人で音楽をしているとしても将来長く音楽を続けていくならば
必ずその日が訪れます。

だから
その時にどんなに演奏や作曲のセンスを磨いていたとしても「使えない奴」と思われない為に

音感を身に付けておくことが大切なのです

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