ギターよりも簡単たった2種類 ピアノで出来るコード弾き

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ピアノでもコード弾きが出来る

意外と簡単な鍵盤楽器の演奏

楽譜が読めなくても大丈夫?

このページではピアノ(キーボード)でコード弾きをして
どの上達段階からでも

簡単に弾き語りをする方法についてお話します

もしあなたがこれから
弾き語りの楽器として
ギターとピアノどちらを選ぶか迷っているなら

実はピアノの方が
形になるのは簡単です

しかも意外かもしれませんが
楽譜が読めなくても
短期間で弾けるようになって

楽しく格好よく弾き語りが可能になります

コツはたったの2つ

楽譜が読めないプロミュージシャンたち

ピアノ弾き語りで有名なミュージシャンの槇原敬之はクラシックピアノを習っていましたが

耳と目で覚えることが多く

楽譜が読めないので

ある大学の作曲科の試験で

初見で渡された楽譜を目の前にして帰ってきてしまったといいます。

沖縄のバンドHYの仲宗根泉も

小さいころから
家族でバンドをやっていましたが

譜面は全く読めないそうです


このように
楽譜が読めなくても

演奏できて素晴らしい曲が書ける
アーティストはいくらでもいます

弾き語りをするうえで
あなたも譜面が読める必要は無いのです

クラシックとライトミュージック(軽音楽)の違い

ピアノというと

小さいころから習い事として始め
何年もかけて練習して

音符を追いかけながら
左右バラバラに指を動かし

美しい和音やメロディを複雑に演奏する
習得が難しいイメージがありますよね?

ところが軽音楽におけるピアノは
必ずしも習得に何年もの時間が必要な訳ではありません

むしろ音を出すことに関してだけでいうと

ギターよりも簡単なのです

ピアノがギターよりも簡単?

意外と難しいギターの習得

何しろギターは左手でしっかりと押さえ

押さえた弦を右手で弾いて音を出します。

左手の押弦が甘いとピキピキッとミュートされたこもった音しか出ません。

少しメロディを入れようとしても左手で押さえた弦を正確に右手で弾かなければなりません。

つまり音を出すのに2段階のプロセスが必要なのです。

叩いただけできれいな音が出せる楽器

それに比べてピアノは
選んだ鍵盤を叩くだけ、押すだけできれいな音が出るのですから

こんなに簡単に音を出せる楽器はありませんね。

そのほかのトランペットやサックスだって

吹き方や指の押さえ方で音を鳴らすのも一苦労です

少し大げさかもしれませんが

この押すだけで音が出る
ピアノ(キーボード)を

気軽に出来る弾き語り用の楽器として
選ばない理由はありません。

ピアノで弾き語りが出来るようになるには

知っておきたいギターとの違い

構成音が理解できる鍵盤のメリット

それではどうやって
弾き語りのピアノを弾けばいいのでしょう?

まずはコードネームとその構成音を
理解することです

ギターの場合はコードフォーム丸暗記ですが
ピアノの場合は少し違います

コードフォームを調べて暗記しても良いのですが

縦横のマトリクス的な視覚で覚えるギターに対して
ピアノは横軸だけの単調な配列なので

形で覚えるのに向いていません。

逆にコードネームの意味を理解することでどんなコードでも

押さえる鍵盤を導き出せるメリットがあります。

まずは完全5度の間隔を覚えよう

コードネームのアルファベットがベース=ルート(根っこの)音です

Cのコードなら鍵盤のド(音名C)の音を指しますので

右手親指でピアノの真ん中のド(C)を押さえます

左手は小指で1オクターブあるいは2オクターブ下の低いド(C)を押さえます

 

次にドを1と数えて1=ド、2=レ、3=ミ、4=ファ、5番目の音階ソ(G)の鍵盤を小指で押さえます
もちろん左手は下のポジションの親指でソ(G)の鍵盤を押さえます


音と音の間隔を表す単位を角度や温度と同じ「度数」で表現します

5度とは基準の音も含めて数えて5番目の音と考えて差し支えありません
厳密な話はここでは抜きにします

完全5度の間隔を指に覚え込ませよう

このドとソの関係「完全5度」(何の音から始まっても同じ。5つの音の間に一か所半音が入る間隔)はほとんどのコードの構成音でクリアーに響きますので

どのコードネームでも無意識に押さえられるくらいしっかり指に覚えこませます。

物理的に指と指の距離、開いた形を固めて手に覚え込ませるのです

ルート音と5度。これだけでもパワフルな和音の響きが出ますので

初心者の内慣れないコードに迷った時はこの2音×両手=4音で乗り切ることが出来ます

どのコードでも間隔は同じ

完全5度のポジションは簡単です
ドとソ(音名CとG)、ド♯とソ♯(C♯とG♯)、レとラ(DとA)、ミとシ(EとB)の様に

コードの基準の音の1番目(ルート)と5番目の関係です

弾いてみると当たり前ですが指の間隔は当然どのコードでも同じ
基準の音が白鍵なら5度も白鍵

黒鍵なら黒鍵同士になるのです。

 

白鍵白鍵パターン

分かりやすく1番5番以外の指を曲げています

 

黒鍵黒鍵パターン

 

ただし、間に半音が2つ入るBとF♯、B♭とFの関係だけは
白鍵と黒鍵があべこべのような形になります。

コードB 5度はF♯

 

コードB♭ 5度はF

違うのはこの2か所だけ!

 

この辺のポジション感覚は実際に弾いてみて覚えれば解ります。

とにかく5度の距離感を指に叩き込みます。

コードの性格を分ける2つの種類

5度を覚えたら次は3度で完成

3度はルートからの距離で性格が変わる

後は良く出てくるメジャーとマイナーの2種類コードの弾き分けでほとんどのコードをマスター出来ます。

基準音(ルート)と5度の間にある3度(3番目=ドレミファソのミ)の
ルートからの距離がメジャー、マイナーの違いです。

よく言われるドミソの和音がメジャーコードです

スタートがファならファラドの和音の事です

 

ドとミ=1度と3度の間隔が白鍵黒鍵白鍵黒鍵白鍵の様に半音4つ分=2全音あればメジャー(長3度)の距離

1度と3度の間隔が長く明るい響きがします

 

長3度の白鍵まで飛ばず、その手前の音を鳴らす半音3つ分=全音+半の距離ならマイナー(短3度)と言います

1度と3度の間隔が短く暗い響きが特徴です

聞き比べると分かります

コード=Fの例

コード=Fマイナーの例

 

そうです、ギターだと分かりにくいのですが、
3度の音のルートからの距離が長いか短いか

これが、メジャーとマイナーの違いだったのです。

そしてルートと5度の距離はメジャーもマイナーも変わりません

コードはこれで8割がたマスター出来ます

まとめると
右手の親指と小指でコードネームのアルファベット=ルート音と5度を挟む様に押さえる
そして、メジャー(m無し)とマイナー(m付き)を真ん中の音のルートからの距離(長短)で使い分ける。
指の形  親指 中指 小指
メジャー ●○○○●○○●
マイナー ●○○●○○○●
     ル  m33  5

 

白鍵ルートのパターン(コード=C)

※分かりやすく1・3・5番以外の指を曲げています

 

Cマイナー

 

 

黒鍵ルートのパターン(コードE♭)

 

E♭マイナー

これだけで1オクターブ分の12種類のベース(ルート)音から成る
メジャーコードとマイナーコードで24種類のコードを弾くことが出来るのです。

ちなみに3度の音は響きが濁りやすいので右手と左手でオクターブ違いの音を重ねないようにします。
対照的にルートと5度はクリアに響くのでいくら重ねても大丈夫です

左手はベース担当

低い音は重ねると音の濁りが強くなりすぎます

左手はコードが厚くならない様に

ベース単音やオクターブだったり

ベース音と5度を同時に弾いたり

リズミカルに交互に弾いたりして
伴奏を支えます。

まとめ

完全5度の間隔を機械的に体で覚えこむ
たった2つのメジャーとマイナー3度の違いを弾き分ける

出来れば

3度の音は重ねない
低い音も重ねすぎに注意

これだけを注意して

簡単なコードから練習していきましょう

コード弾きは自由

段階に応じた演奏で十分

どの段階からでも歌いたい時に挑戦してみよう

技術的にはどの段階でも弾き語りは可能です

あとはコードによって右手、左手ともに5度(または1度)の位置を
オクターブ転回してなるべく大きくポジションが動かない様に

研究しながら弾きやすいポジションを確立していく作業ですが
そこは演奏の技術を上げながらゆっくり身に付けて行けばいいでしょう。

とにかく歌い始める事

弾き語りで歌い始める事で楽しさが増してきます

弾き語りを楽しむことで楽器の練習も継続できるのです

そして、自然と伴奏の腕も上がってきます

和音=コードを鳴らす事だけにおいてはギターよりも簡単だと思いますので
是非ピアノ伴奏にチャレンジしてみてください

見た目も個人的にはカッコいいと思います。


それではまた。
あなたの音楽ライフが日々レベルアップして充実していく事を
心から願っています

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