練習を継続させるには?
楽しく簡単に!がポイント
世の中、せっかくあこがれから音楽を始めても、続かずに辞めてしまう人がほとんどです。
楽器の習得に時間がかかりすぐに思ったような結果が出ず、こんなはずじゃなかったと。
楽器を奏でながら歌う理想の自分にたどり着く前に、つまらない練習に耐えかねて挫折してしまう訳です。
そうならないためには、やりたい曲というよりも
知っている曲でとにかく簡単で数の少ないコードで出来る曲を
なるべく早く弾いて歌うことです。
ネットでコード付き歌詞を検索しても良いですが、一曲一曲検索するのに迷ったり面倒くさかったりします。
本屋でヒットソング集などを買ってきて弾けそうな曲をパラパラめくりながら選んで試してみる方が気軽に出来て長続きします。
逆にやってはいけないことは
いきなりバンドスコアはNG
間違ってはいけないのは、いきなり完全にまねようとしてバンドスコアを買わないことです。
バンドスコアはオリジナルに忠実に細かく採譜してあるので、初心者にはハードルが高く、相当本格的な楽器への情熱が必要になります。
幼稚園生が水泳の練習にきていきなりクロールのフォームを習うようなものです。
水泳でまずは水遊びから始めるように
いち早く和音を弾きながら歌うことで、何とか形にして音楽の楽しみを体感することが大切です。
低いハードルから始めよう
ギターで行くと、コード譜を見ながら左手で指のフォームを練習し、右手はコードストロークでジャカジャカとリズムに乗ってかき鳴らすだけで、
コードフォームが合っていればそれっぽく聞こえます。
鍵盤なら、ひとまず左手でコードのルート(根っこの音)をたたき、右手でこれもコードフォームを見ながらリズムに合わせて叩くだけです。
とにかく難しいことはしない。すぐ歌ってみる。
これが一番です。
筋肉の動きを覚えていく
コードフォームは初めての運動なので、思い通りに抑えられなくて当たり前です。
繰り返し練習すれば、脳のシナプスを結び付け、筋肉が指の動きを記憶していきます。
スポーツと一緒で、才能の差はあれ、平均的なレベルまでは誰でも到達できます。
そして、それは人に歌を聴かせる伴奏には充分なのです。
初めての人が、長年練習してきたプロの演奏をそのままコピーしようとするからつまずくのです。
楽しいから続けられる
楽器とメロディの響きを確認するだけで、自分で演奏していると楽しいのです。
楽しいから続けられるのです。
続けられるから上達し、いつかプロと同じレベルの演奏が出来るようになるのです。
弾き語りがお勧め
弾き語りの良い所は上達のどの段階でも、ミスタッチさえなければ人前で演奏してもよい所です。
そして演奏している本人も、聞いている観客もみんな楽しめるという所です。
さあ、あなたも原曲の難しいフレーズや複雑なコードの練習はやめて、
シンプルで優しいコードストロークから、和音に歌を乗せて楽しむことから始めましょう。
ピアノでもギターでも簡単に
鍵盤に抵抗がない人は鍵盤用のコードフォームの載った歌本や楽譜で練習すると後々、作曲や理論の勉強に便利です.
早めに音楽を楽しむレベルまで行くなら
ギターでいくつかのコードを覚えて、原曲キーへの移調にはカポタストを使用する方針で行くと、
5~6個のコードを覚えて派生させていくだけで大抵の曲は弾けるようになるのでお勧めです。
基本のコードはたったの6つ
スリーコードを覚えよう
まずは、C、Am、Em、Dm、F、G、の6つのコードを指に覚えこませましょう。
その中でも、C、F、Gの3つのコードはスリーコードと呼ばれ、
その他のコードのすべての音を含んでいるので代理として便利に使えますから、真っ先にマスターしましょう。
3日もあればマスターできるはずです。
代理に使えるコードの組み分けは以下の通り
Cで代用=Am、Em、
Fで代用=Dm
Gで代用=Bm7♭5
まあ、全て覚えてしまえば代用することはほとんどないのですが、原理として覚えておきましょう。
簡単コードを覚えて歌い始めよう
以上の様にコードフォームはパターンとして覚えるだけで様々な曲に使え、
原曲を忠実にコピーする事の何倍も何十倍もの速さでレパートリーを増やすことが出来ます。
一曲ごとに覚えなくてもメロディを知っていてコード譜さえあればすぐに歌えるのが最大のメリットです。
是非、楽しんで、歌いながら練習に取り組んでみてくださいね。
それではまた。
あなたの音楽ライフが日々レベルアップして充実していく事を
心から願っています