これが分からなければ才能無し コード進行の入り口に立つトニック=主音とは?

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ミュージシャンに必要なスキルである音感

一般人と違った耳を持つ重要性

音感の定義を知ろう

今日はミュージシャンと一般人との決定的な違い
音楽の世界の入り口に足を踏み入れることのできる
音感の身に付け方をお話しします

↓以前のブログで音感の私なりの定義について書いています

いい音楽を聞き続けても無駄?

高級な楽器の音が分かるような事?違います

そもそも音感とは

楽器や声の音色の良さ、技術の難易度や芸術性が解ることではない。

それは評論家に任せておけばよいこと
本当の意味の音感とは


鳴っている音の高さが分かること。

そしてその音感には
鳴らされた音に対して音名のラベリングが出来る絶対音感
鳴っている音と直前の音を比較して、音程の違いの度合いが解る相対音感が存在する。


自分は音楽家であると思うならば
少なくとも音楽に関しては一般人とは違うと思うならば
程度の差はあっても、どちらかの音感は身に付けなければならない。

音楽表現に必要不可欠な相対音感


そして音楽表現に関しては圧倒的に相対音感の方が重要

絶対音感は幼少期に音と音名を固定する能力が失われてしまうため、
成人してからの習得は困難。

それに対して相対音感は訓練によって習得可能

あなたはすでに幼児ではない。

したがって、絶対音感を現時点で持っていなければ

相対音感を身に付けるしかない。

ここまでは良いでしょうか?

ただ視聴、演奏しているだけではだめ

英会話習得の要領で

それでも自分には音程の離れ具合など判らない
というあなた。

安心してください。

何度も言いますが、相対音感は英会話と一緒で
誰でもいつからでも習得できるのです。

ただ、聞き流しているだけではだめです

英会話が英語と日本語の意味

或いは物質や状態と英単語をリンクさせて覚えていくように

鳴っている音の意味を理解しながら聞かなければ

音楽の文法を何も解っていないただの音楽ファンで終わってしまいます

 

それではどうやって習得していくのか
解説していきます。

ここからは音感=相対音感として話を進めます。

人それぞれの音感の使い方


その音感にもいろいろな種類があって用途が異なります。

各自で様々な理解や考え方がありますが私の場合

歌い、楽器で伴奏し、作曲もする
軽音楽に最も必要なのは

和音=コードの進行を聞き分ける音感の能力だと考えます。

コード進行が分かれば全てが分かる

コード進行さえ聞き取れれば、あとは理論と照合して
作者の意図が分かりますから
即興で合わせることが出来ます。

音感が無いと出来ないことなので
一般の人とは違うことを実感できて

音楽家としての自覚がハッキリと芽生えてきます。

楽譜やメモも無しにセッションするあなたを見て
音感のない人は必ず驚き感心し称賛するでしょう。

そしてそれは音楽家にとって当然の事であり
音楽家として認められる瞬間でもあります。

演奏だけではない音感のメリット

恩恵は計り知れない

さらに

コードパターンをコピーして音楽表現の幅を広げるスピードが格段に上がります。

音感のない人は音を聞きながら楽器で再現したり、コード譜に起こしたりするいわゆる耳コピーをする時に一音一音楽器で探りながら進めていくので莫大な時間がかかります

それに比べて音感があるミュージシャンは曲を聞いただけで簡単なコードなら何のコードか分かるので大まかなコピーなら素早く終えることが可能です

分数やテンションコードなどで分かり辛いコードは後で確認修正しながら正確性を詰めて行けば良いだけですが、

そんなにかけ離れたコード分析にはならないので正解にたどり着く時間も短くなります

音感を使って様々な曲をコピーし、コード進行の流れ、基本パターン、理屈が分かってくると

当然、次はオリジナル曲を作曲となりますが、

作曲にも段違いの効果

音感を持っていない人と比べて
自分のイメージを形にする速さとクオリティが段違いです。

音感を持っていない人が作曲すると

作曲初心者だけでなく、意外と何年もやっている人でも

頭に描いた思い通りのコードを再現するのに

あーでもないこーでもないと指板や鍵盤の上で音を探すのに時間を掛けてしまいます

でも、音感を身に付けていれば

頭の中で鳴っているコードが何のコードか分かるため、作曲の時間が短くなり

圧倒的なスピードで曲を量産していきます

時には自分の殻を破るために新しいコード進行に取り組み、クオリティを高めるためにイメージと指の間で試行錯誤することもありますが、

それでも音感を持たない人の何倍も速いスピードで頭の中のコードの正体を見抜くことが出来ます

音感の無い人とある人との差は開く一方です

このような理由から
コード進行を聞き分ける力を身に付けることを強くお勧めします。

コード進行を聞き分ける方法

最も大事なトニック=主音という中心音

誰でも感じられる音感の入り口

まず第一に
その曲の主音を感じることから始めます。

主音とは音階でいうドの音の事です

細かいことは割愛しますが
ドレミのドなので

とにかく中心になる音
主役の音であり

音楽が好きな人であればほぼ全員が感じられる音です。

音楽用語の英語でトニックと言います

主音(トニック)を感じる簡単な方法はたった一つ。
曲の最後の音で、一番安定して聞こえる音を感じる事です。
専門用語で「解決する」と言いますが

これでフレーズが一段落したなという着地感のある音です。

ボーカルのサビの終わりで長く伸ばす音、あれです。

オーケストラの曲の終わりにジャーン・ジャーン・ジャー――ンと
何度も何度もしつこく鳴らされるあれです。

具体的な有名な歌で例えると

世界に一つだけの花の
もーともと特別なオーンリーイ・ワーン
の最後の「ワーン」の音です

おどるポンポコリンの
おーなかが減ったよー
の最後の「よー」の音

サザエさんの
ルールルルルッルー、今日ーも良いてんき―
の最後の「きー」です

この音をドレミファソラシドのドの音としてとらえるのです。

トニックが感じられなければイバラの道

上の例題の3つの音をドレミファソラシドのドとして感じなければはっきり言って音楽の才能無しです。

気分を害されたなら私とサヨナラしていただいても仕方ありませんが
そのほうがあなたの為です。

音楽をあきらめて貴重なあなたの時間を
もっと自分に向いたもののために使うべきです。

この音をドレミのドと感じられ
しっかりとフレーズが終わった終止感を感じたなら
次の段階へ進むことが出来ます

その次の段階のお話はまた別の記事で


それまでに、もう一度主音(トニック)を感じられる事を確認しておいてくださいね


それではまた。
あなたの音楽ライフが日々レベルアップして充実していく事を
心から願っています

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